吸収室で空間と距離を作る

Goodman Recordingsでは、吸収室を使用してレコーディングを行っています。床、壁、天井には音波を捕捉し反射を防ぐ素材が使用されており、アーティストが出すクリーンな音を録音することができます。また、リバーブを使って空間を作り出すこともできます。

僕が好きなリバーブには、ボーカルにはUniversal Audio Pure Plate、ノスタルジックな雰囲気にはHitsville Chamber、現代的な音にはCapitol Chambersがあります。このアメリカのヒップホップアーティストJust Richのレコーディングでは、僕は「Don’t go breaking my heart!」というフレーズに空間を作り出すために、Just Richをブースの外に立たせ、僕はブースの内部にU47コンデンサーマイクを設置し、彼が古典的なエルトン・ジョンの歌詞を歌うよう指示しました。そして、距離感を高めるためにリバーブチャンバーを追加しました。

このクリップは、2023年3月にGoodman Recordingsで録音された「Cardo Got Japen」というトラックから抜粋されたもので、オリジナルのビートはRichie IVが制作しています。

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